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help リーダーに追加 RSS 公立か私立か? 高校編

<<   作成日時 : 2008/11/05 01:08   >>

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昔からこの時期になると、中学3年生から必ず出る質問である。
「公立高校がいいのか、私立高校がいいのか?」

はっきり言って、これだけの質問だと「答えはない」。
シチュエーションによって、考え方が変わるからだ。

あくまで「一般論」として、私が答えるのは...

@学区トップ校に行けるのであれば、公立でよい。
Aでも東京大学に行きたいのであれば、超難関私立にした方がよい。
B学区2〜5番手校に行ける成績なら、志望大学によっては私学の方がいいケースもあるが、おおむね公立でよい。
C学区6番手〜真ん中程度の公立に行ける成績で、国立大に絶対行きたいならば、私立専願。
D真ん中以下の公立なら、私立の方が大学に行きやすい。

ざっとこんなところであるが、その生徒の性格などにもよる。

「型にはめないで、伸び伸びさせたい」タイプは、間違いなく公立。
ただ例外は、桃山学院高校と清教学園高校、大阪女学院高校にプール学院高校。
もっとも最近はちょっと変わってきたようにも感じるが。

「言われたことはできるけど、ほっておくと無理」というタイプは私立が無難。
公立できっちり管理・指導をされるとは考えない方がよい。
まぁ、これも最近は学校によるが。

「やりたいことが明確」という場合は、公立の専門学科や総合学科も検討の余地があると思う。
もっとも、事前にしっかり見ておかないと「話が違う」ということもあるが。

「お金がないから私立は無理」という考え方は、最近では非常にナンセンスである。
何故なら、公立でそこそこの大学に行こうと思えば、間違いなく予備校・塾に通わせる必要があるからだ。

平常授業毎月1万5千円〜2万円の月謝と、夏期・冬期・春期講習会に各2万5千円〜5万円程度かかることを考えると、私立に行かせるのと、そう大差はない。ならば、学校だけで全てまかなってもらえる私立であれば、どちらでもいい、という考え方も成り立つ。

ただ気をつけないと、「私立で塾まで行かせる」必要があるケースもある。
こうなれば最悪(費用面では、だが)。
なので、私立高校選びは、非常に難しい。

このあたりの情報は、手前ミソではあるが、中学校よりも間違いなく塾の方が詳しい。
優先的に色んな情報をもらえる環境にあるからだ。
結構、高校生部門に通う受講生の生の声も知っていたりするし。

イング中学生塾部門高校生部門のホームページを見て頂ければ、多少の状況はわかって頂けるかもしれない。

ひとつだけ言える「安全策」は、以前にも述べた「大学との提携」をしているケースである。
もちろん「大学附属」も同じである。

関西で代表的な例を挙げると...

早稲田大学摂陵高校→早稲田大学
関西第一高校・関大北陽高校・浪速高校・羽衣学園高校→関西大学
立命館宇治高校・初芝立命館高校→立命館大学
近大附属高校・近大附属泉州高校・賢明学院高校など→近畿大学

ただ気をつけないといけないのは、例えば近大附属高校や桃山学院高校などは、系列の近畿大学・桃山学院大学への進学を念頭に置いているとは限らないことである。

上位コースは、国公立大や難関私立をむしろ奨励している。

とはいうものの、公立も最近はあなどれない。
土曜日に補習をしたりするところも出てきて、特に大阪府は橋下知事になってから動きやすくはなっている。
あとは、この土曜日補習を「堂々と外注」できる環境ができるかどうか、である。
これは簡単なようで、現場の抵抗は大きいだろう。

かつて、現在浪速中学校高等学校の校長をされている木村先生が、民間人校長として大阪府立高津高校に赴任されたとき、学習塾(WINであったことはもはや周知の事実だが)が土曜日塾として入った。

公立が今後このような動きを、本格的にするようであれば、これほど強いものはない。
費用を生徒負担にするとしても、学校施設を使えるのであれば光熱費等の関係で、直接予備校・塾に通うよりも安価な費用設定は可能だからだ。

ちなみに、私立高校の季節講習会などは、かなりの高校が外注している。
それほど、学校と民間教育機関のノウハウには、大きな差があるのだ。

もっとも「丸投げ」して、うまくいくものでもなく、イング法人事業部門で請け負う場合など、かなり学校の先生方との調整はさせて頂くが。

これは、その高校の看板を背負うのであるから、当然であると考えているからだ。
もちろんその時間の責任は持つが、だからこそ方向性のコンセンサスは、一致させておく必要があるのだ。

さて、「公立か、私立か」の選択は、今や高校受験だけではなくなってきた。
中学受験・小学校受験に関するものは、明日以降に書いてみよう。

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コメント(6件)

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例外の私学とありますが、内容をもう少し詳しくお教え頂けますか?
ミニー
2008/11/14 20:49
ミニーさん、コメントありがとうございます。

「例外の私学」とは、文中で挙げた桃高、清教、女学院、プールといった高校のことでしょうか?

一言でいうと「自由」ということです。
私立の割には束縛がきついわけでなく、わりと民主的かつ「好き」にできる校風、ということです。

もちろんこれは、ある程度の学校のレベルがあってのことですが。

具体例として、大阪女学院などは校則もゆるいめです。学校の方針としては「まず自由にさせて、それがとうかを考えさせる」とのこと。

確かにこのレベルの生徒は、一時期髪を染めたりしても、やがて元通りになるものなのです。

ただ最近では、例えば桃高では「M1プロジェクト」の立ち上げにより、進学指導が厳しくなったり、さすがに悠長なことはいえなくなっている感じもします。

こんな感じで、お答えになったでしょうか?
ガチャピン
2008/11/15 01:21
では、自由さという点では公立とあまり大差ないと考えてよろしいのでしょうか。またそうでしたら、そういった私学での魅力は何になるのでしょうか?
ミニー
2008/11/15 07:52
ミニーさん、引き続きコメントありがとうございます。

まず「教育方針の明確さ」です。「自由」な私学は「キリスト教プロテスタント系」が多く、キリスト教精神にのっとった情操教育が特徴のひとつです。ただここに魅力を感じるかどうかは、個々に差が大きいため、「それでは公立の上位に行った方がいい」と思われる方もおられて当然です。ここは個人の感覚だと思います。

ただ専願受験の場合、合格基準が下がるので、受験生の偏差値や内申点によっては「このレベルの公立なら、こっちの私立の方がいい」という選択も出てくる訳です。

ただ桃山などは、それで一時期低迷していたのも事実で「M1プロジェクト」により「進学指導の充実」に方針を切り替えましたし、清教は「自由でも進学指導は徹底」で塾には行かなくても成績が上がる指導を実践しています。

「そこまでできるの?」と思われるかもしれませんが、だからこそ近年レベルが急上昇。今や学区トップ公立の併願校です。もちろん在校生でも個人差はあると思いますが。

それと自由とはいえ、公立に比べるとやはり校則はきっちりはしています。
ガチャピン
2008/11/15 09:23
早速お教え下さり有難うございます。これからも色々と勉強させて頂きたいと思っております。どうもありがとうございました。
ミニー
2008/11/15 10:07
ミニーさん、お返事ありがとうございます。「学校の選び方」も、近いうちに掲載したいと思います。

何かご質問などあれば、遠慮なくお寄せ下さい。
ガチャピン
2008/11/15 11:27

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